産後日記その2



あま:夫
おじいちゃんおばあちゃん:夫の両親
大パパ大ママ:私の両親
巧:長男(5年生)
瑞紀:次男(2年生)
なお:三男(保育園年中組)
萌希:長女(今回出産児)

←産後日記その1へ

2001/11/1 thu

朝方3時。萌希が泣くのでミルクをあげる。ものすごく眠い。
私は元来あまり昼寝ができないほうで、それでも夜中に起きる生活を続けているため、 最近は昼間でも眠くなるときがあるのだが、そんなときに限って間違い電話がきたり、 短時間で萌希が泣いたりと、あまりゆっくり寝られなかったのである。

ミルクを飲み干した萌希を縦抱きにし、 ゲップをさせながら私はつい、うとうとしてしまっていたらしい。 ハッと気づくと、自分の口元に圧迫感を感じた。え、圧迫感?
なんと私は、萌希の頭に顔をつけて眠ってしまっていたのである。
ビックリして萌希の頭を見ると、唇越しだというのに、頭に歯の跡が!
うわぁっ!!
こんなやわらかい頭を枕にして寝てしまったぁぁぁ!!
脳に異常が起きていたらどうしよう! しばしパニック状態。

数分後、歯の跡はすっかり消えました。しかし私の眠気もすっかり吹っ飛びました。
すげぇショックです。
以前おばあちゃんが、瑞紀が赤ん坊の頃、おんぶひもをつけようとしていて、 うっかり瑞紀を頭からこたつの上に落としてしまい、 もし何かあったら一生面倒を見よう、でも私のほうが先に死んじゃう、どうしよう、 とパニクったそうですが、その気持ちが一瞬にしてわかりました。
幸い、瑞紀は引き算は弱いものの(笑)特に異常もなく育っているので、 萌希も大丈夫だとは思いますが。数分ですっかり消えたくらいなので、 単に皮膚に跡がついただけだったのだと思いますが。
もし萌希が引き算ができなくても、私は責められないよ…。(←そういう問題か?)

2001/11/2 fri

明日、女の子大好きの伯母が来るというので、 午後に大掃除。ざっとしただけだけど、普段まったくやらない(←……)ので、 かなりサッパリ。気分的にですが。
あと、体を動かしてると、余計なことを考えなくていいね。

疲れてるなーと思っても、萌希の顔を見ているとほわんと幸せな気分になれる。
生まれてきてくれて、本当にありがとう。

2001/11/3 sat

お風呂に入れるとき、ふと頭が大きくなったなと思った。 耳を押さえる手がキツくなってきたよ。毎日見てるとわかりづらいけど、 ちゃんと大きくなっているようで安心。
あと、腸が発達してきたため、 生後1週間くらいはおむつをあける度に出ていたウンチが、回数が減り、一回量が増えた。 夕べはついにおむつから爆発してしまい、 母屋のお風呂にかついでいってシャワーで洗ったのだった。

午前中はフニャフニャと泣いて私に抱かさっていた萌希だが、 午後はえらくぐっすり寝ていて、夕方来た伯母はほとんど寝顔しか見られないで帰った。

2001/11/5 mon

8月下旬に切迫早産になりかけてから3ヶ月弱、足の付け根痛もほとんどなくなったので、 ひさーしぶりに夕食を作った。 人様に作ってもらう食事は無条件にありがたいが、自分が食べたいものを食べるには、 自分で作るのが一番なのだ。というわけで、ひさーしぶりの手作りシチュー。
「これからは、またママが夕食を作るよ」と言ったら子どももえらく喜んでくれたので、 作り甲斐があったよ。

萌希は、ぐっすり寝る時と、起きている時との差が、きっちりしてきた。 放っておいてもくすんとも言わない時もあれば、下に置くだけでピーと泣くことも。
顔の湿疹はかなり良くなって、ほとんど目立たなくなった。

2001/11/6 tue

スカート〜 大ママが、姉からのお祝いの品を持ってきてくれた。
自分で買った萌希の服は、 まだ兼用ベビードレス(少し大きくなったらカバーオールとしても使えるもの)と下着だけだし、 今までお祝いとして頂いたものは、ベビー服と食事用エプロンだったのだが、 姉のお祝いは、なんと、初めての、ちっちゃなスカートのワンピース(とブルマ)!
夫婦して、「うわー、誰が着るのよ!」 と大興奮(笑)。
ピンクのベビー服は着せていたものの、スカートはやはりインパクト大。

それにしても、1年近くもお腹に入れておいて、あんなに苦労して産み、 今も夜中には3時間おきに起きてミルクをあげているというのに、 まだなんとなく自分の子という自覚がわかなかったり。なんか、お人形で遊んでるような、 人の子を借りてきて見ているような、そんな感じが抜けない。
男の子の母ということに慣れきってしまって、初めての女の子だからなのかなぁ。 これまでは大変だーと思いながら育てていた気がするのに、萌希に関しては、 眠いーとは思っても楽しいばっかりで。
まあ、4人目ってことで、力抜けすぎなのかも。笑い

2001/11/8 thu

今日は、沐浴前から、置くとぐずぐず泣くので、ついつい抱っこしてしまう。 午後になって、1時間おきにミルクを飲んで(珍しく大食)、夕方やっと寝付いてくれた。 急ぐ仕事もないので、のんびり抱っこしているのは苦ではないのだが、 結構重くなってきたので肩が凝るのよねぇ。

夜もまた際限なくミルクを欲しがり、少しずつあげてたらそのうち吐いてしまい、 それでもまだ欲しがるのでおかしーなーとは思っていた。考えて原因が判明。 今日は寒いからと、短下着、長下着の上に温かい素材のベビードレスを着せ、 暖房をつけていたのにさらに普段どおりにおくるみをくるんでいたので、 どうやら暑かったらしい。
おくるみを取って少しボタンをはずし、しばらくしたらほにゃーと寝た。 わっはっは、すまんすまん。過保護はいかんね。

2001/11/10 sat

あまは今日明日と消防団の旅行。さらに夕方、おじいちゃんとおばあちゃんが、 上3人の子どもを連れてクアガーデンに行ってしまったため、萌希と2人きりで留守番。 歯の跡をつけないように(笑)気をつけながら、抱っこしたままお夕寝する。極楽〜。
大活躍なのは、関野家のお子様御用達の、ヌークのおしゃぶり。
ちぷちぷちぷ…。これがあるとないとじゃ大違いなのだ〜。

2001/11/12 mon

「明日はやっと私の1ヶ月検診だよ」とあまに言ったら、 「長かったね!」と、私と同じ感想。長かったよねぇ。 明日許可が出れば、やっとお風呂にゆっくりつかれるというわけである。 妊娠中も長く感じたけど、 出産から今日までのこの一月は、本当にゆっくりと過ぎていった感じだった。
そんなことをしゃべっていて、 「退屈だった(切迫早産の)入院より長く感じたよ!」と言ったら、 「それは言い過ぎじゃないよ。入院は2週間だったんだから」  …そう言えばそうでした。

2001/11/13 tue

てなわけで、おばあちゃんに萌希を預けて1ヶ月検診へ。
結果としては順調で、お風呂の許可も無事に下りた。
気になるところはありますか、と聞かれたので、足の付け根痛のことを言ってみたら、 これは骨盤が戻るときの痛みだったらしい。全然骨盤っぽくない部分が痛むんですが、 まあ先生がそういうんだからそうなんでしょう。妊娠中に痛かったのは、 出産準備のために骨盤が開いてきたためらしい。なるほど。理に叶ってますね。
さらに、会陰が裂けた部分を縫った糸は、溶ける糸なので本来抜糸は必要ないのだが、 なんだかまだしっかりあるんですけど、と言うと、 1〜2ヶ月しないと溶けないようになっているとのこと。 なおのときは自然に溶けてぼろっと取れたのを覚えてるけど、 そんなに時間がかかったんだっけかなぁ。なんでも、普通に手術に使う糸なので、 1ヶ月未満で溶けるようでは、1〜2週間でもろくなっちゃうでしょ、だそうだが、 ゴロゴロして痛いんですけどと言ったら内診のついでに抜糸してくれることに。
瑞紀を産んだ病院では、出産後、退院する前に抜糸だったんだから、 とっくに傷はふさがってるわけで、傷についてはもうまったく問題ないものの、 案の定メッチャ痛かった。抜糸って、縫うときより痛いんだよね…。 まあ、おかげで無事抜糸も終わり、もうこれで診察に通うこともないので、 O先生ともお別れ。すいてて良かったよ!>O先生。笑い

2001/11/14 wed

今日は萌希の1ヶ月検診。 午後からなのだが、午前中に大ママに迎えに来てもらい、 近所にできた子供服&グッズ専門店を覗いてから軽く食事をして、病院へ。

乳児検診は1週間に1日しかないしかないため、同じ時期に出産した、 つまり入院のときによく顔を合わせていたお母さん方が一堂に会するわけで、 あちらこちらで会話に花が咲いている。私も数人の人と挨拶を交わし、 隣のベッドだったKさんとおしゃべりしながら順番を待つ。

まずは身体測定。体重は、出生時から比べて1kg、無事に増えていた。 ていうか、この前の再検査のとき、200gしか増えてなかったのに、 その後の2週間ちょっとで800gも増えたらしい。急に重くなったなと思っていたが、 本当にそうだったわけだ。
その後わりとすぐ診察に呼ばれ、特に異常はなく、順調に育っているとのこと。 問診で、母子手帳に出ているような「音に驚いたりしますか」 「光にまぶしそうな様子をしますか」 という質問の他に、「ニヤッと笑いますか」 とか、 「なんとなく目が合いますか」 という質問を受けて、 「はい」 と答えながら内心笑ってしまった。 たまたま笑ったように見えるだけで、本当に笑っているわけではないが、 そういう表情をすること自体が、実は成長過程として大事なことなんだなぁ、 とちょっと驚いたり。
あと、以前何度かウンチに血が混じっていたことがあったので、念のために質問したが、 粘膜が傷ついただけだろうから、熱が出なければ大丈夫とのこと。

その後、希望者のみの腎エコーがかなり待たされた。 うちは家系的に腎臓は心配なので、どうしても受けなければと思っていたが、 ほぼ全員のお母さんが希望していて、時間がかかったらしい。 やっと順番になり、エコー(超音波検査)を受けたが、案の定ちょっと引っ掛かった。 左の腎臓の、5mm以下でなければならない個所が、5mmを少し越える幅があり、 膀胱から逆流しやすい可能性があるので、尿路感染症を起こしやすいかもしれない、 とのこと。巧と同じような感じだ。病気の疑いがあるのは1cm以上だった場合なので、 即心配ということではないが、経過を見ていく必要はあるので、 来月また来院するようにと言われる。まあ、関野家の宿命なのでしょうがないね。

検診メニューが全部終わり、限界だった萌希にやっとミルクを飲ませ、 会計を済ませてから周産期病棟へ。 担当助産婦Yさんに会いに行ったのだが、夜勤明けで帰ってしまったとのこと。 他のお世話になった助産婦さんとお話し、 Yさんに作っていったお礼のカードをことづけて帰る。 帰り際、なおのお迎えがてら、保育園に寄って萌希のお披露目をし、 職員会からお祝いをいただいていたので、内祝いの菓子折りを渡した。
家に帰ってから、午前中に行った店に、安かったA型ベビーカーを見にあまと出かける。 午前中は急いでいたので値段と外見しか見なかったのだが、わりと機能が充実しているし、 かなりコンパクトなので、あまも私も非常に気にいった。 店の人に聞いたら現品限りと言われたが、20%引いてくれるというので買うことに。 結構ラッキー。

生後1ヶ月たったので、一応産後日記は終わり。育児日記は写真を含むコンテンツのため、 アルバム内にあり、パスワードが必要になります。


←産後日記その1へ

ホームページへ戻る