産後日記その1



あま:夫
おじいちゃんおばあちゃん:夫の両親
大パパ大ママ:私の両親
巧:長男(5年生)
瑞紀:次男(2年生)
なお:三男(保育園年中組)
萌希:長女(今回出産児)

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2001/10/14 sun

夕べは11時前に寝たものの、4時に激しい後陣痛で目が覚めてしまった。 あまり規則的ではないらしく、それまではぐっすり寝ていたのに、 そこから5分おきくらいに痛みが来て参った。
しかたなく起きてトイレに行ったが、 悪露(おろ・出産後の出血のこと)は順調に減ってきているようだ。
昨日は夕食も残してしまったが、今朝は普通に食べられた。

10時半から乳房マッサージの指導。切迫早産の危険があったとき以外、 妊娠中お風呂でずっと続けていたので、乳腺の開きは順調なのだが、 マッサージすると子宮が収縮するのでそっちがつらかったり。
11時からいよいよ授乳開始。つまり、初めての、お、女の子のおむつ換え。
うわーーー!! ドッキドキ。笑い
のっけからウンチをしていたのでキンチョー。まあ、すぐ慣れましたが。
肝心の授乳は、眠かったらしく、最初なかなか吸い付いてくれなかったが、 なんとか両方の乳首から飲んでくれた。おっぱいが張ってきていないので、 量はまだ全然出ないが、吸い方は上手だった。 本格的におっぱいが張るのは産後3日後くらいかららしい。
毎日ほぼ3時間おきに授乳なのだが、その後は、本当に起きなくて飲まなかったり、 うとうとしながらも吸ってくれたりという感じで、いつもおとなしい萌希。 何度も言うが、とても自分で卵膜を蹴破って産まれてきた子とは思えない。笑い

夕方、あまの弟Tくん一家が来てくれた。 私の向かいのベッドの人が夫婦とも、Tくんの中学時代の同級生だったらしく、 突然話しかけられてTくん、えらく驚いていた。10数年ぶりの再会だとのこと。 向かいのベッドの人も、私の名前が関野だったから、確信できたらしい。
その後あまが子ども達を連れてきたが、 後から巧を連れてきたおじいちゃんがすぐ巧と瑞紀を連れて帰り、 大ママも帰ってあまとなおだけ残った。
あまは明日から5日間、出張研修で家にいない。 なおに、「明日と明後日はパパもママもいないけど、 水曜にはママ、おうちに帰るから、あと少しだけ我慢してね」と言うと、 少しショックを受けたらしく、椅子につっぷして黙り込んでしまった。 あまと交代で抱いてやり、 違うことをいろいろ話しかけていたらそのうち元気を出してくれて一安心。
なおの頃は経産婦は産後4日で退院だったのに、最近病院の方針が変わって、 経産婦が産後5日目、初産婦が産後6日目に退院、となったらしい。 産後すぐに「退院は18日の予定」と言われて、驚いて聞いたら、 希望があれば4日でも退院させてくれるとのことだったので、 希望を出しているところなのだが、何としても水曜に退院させてもらわなければ。

2001/10/15 mon

後陣痛でちょこちょこ起こされ、さらに朝方5時から授乳開始。 わかってはいたけど、やっぱり結構大変。 だから高齢出産はきついって言われるんだろうなあ。
萌希はがんばっておっぱいを吸ってくれるが、まだちっとも出なくて申し訳ない感じ。 はやくおっぱいが張ってくるといいんだけど。

午前中の回診の後、看護学校の実習生の実習台を頼まれる。 授乳や子宮収縮の様子を見させてほしいとのこと。授乳時間前に話をしに来たが、 まあ初々しいこと。 でも授乳中ずっとくっついて見られているし、 その後もベッドに来て話題を探しながら会話されるので、 実はちょっとウザかったり。話題は探しておいてから来てくれ〜。

後陣痛は、まだ頻繁にくるが、痛みは幾分和らいできた感じ。
午後、M先生が来て、「明日、退院の"相談"をしましょう」と言われた。 診察じゃなくて相談ですか…。 がくーっとしたら、「いい言葉でしょう、相談って?」とニコニコ。 遊ばれてるらしい。その上、18日か19日か、どちらかですよね、というので、 「えっ、17か18ですよね!?」と聞き返したら「だって生まれたの14日だったでしょ?」。 えっ、違いますよー! だってほら、と必死に反抗していたら 「そんなこと言ってるとホントに18日にしますよ」。いぢめっこだ…。

夕方、あまが出張でいないので来られないと思っていた子ども達が、 おじいちゃんおばあちゃんに連れられてやってきて、一気ににぎやかに。
大ママもパジャマを買ってきてくれて、みんなで萌希見物。 顔をしわくちゃにして泣くので、子ども達は大喜び。

2001/10/16 tue

朝5時前、血液と尿の検査。悪露が混じるといけないので、また管での採尿。 その後すぐ授乳。病院の生活も忙しいよね。
7時半の授乳の時、当番だったYさんに「姫(萌希のこと)、すごいのよ!」と言われる。 大泣きするせいでいつもベッドで斜めになっていて、肩まではだけてしまうらしい。 私の前ではいつもおとなしいんだけどなぁ。
今日の回診時、子宮底長13センチ。順調とのこと。 しかし、8ヶ月かけて徐々に大きくなった子宮が3日で1/3になるんだから、 痛いわけだよね。おっぱいも少し張ってきていい感じ。

朝食後、担当助産婦のYさんが、退院に立ち会えないからと挨拶にきてくれた。 明るい人で、便秘知らずの話や出産時の大慌てなどのおしゃべりに花を咲かせる。 1ヶ月検診のときに再会の約束をしてお別れ。
午後は昼食後にシャワーを浴び、1時から退院指導、2時から授乳、 その後乳児の1ヶ月検診の予約、退院診察と、本当に忙しかった。 これでも、経産婦ということで、調乳指導と沐浴指導はパスしてるんだから、 初産婦さんはメチャクチャ忙しそうである。

退院診察はOKが出て、私は間違いなく帰れることに。
萌希は明日の検査結果によって、1日居残りになるかも、とのこと。
途中、大ママと、瑞紀のクラスメートのおかあさんがお見舞いに来てくれた。 明日の退院のお迎えを頼みつつ、大ママはレッスンのため小野路へ。
5時からの授乳のあと、 面会時間になったので萌希を見ていたら、前の職場の友人Fちゃんが来てくれて、 30分ほどおしゃべりする。お見舞い代わりに、 上の子3人にお菓子の詰め合わせを持ってきてくれた。うれしい心遣い。

午後2時の授乳から、やっとおっぱいが張ってきた。 なのに5時のときも寝てしまってあまり飲んでくれず、 夕食後にはかなりガチガチ状態。どうもまだ吸う力が弱いらしく、 8時の授乳でも10ccほどしか飲んでくれず、その後毎回授乳のあとに搾乳する。 私は副乳があるので、胸が張ってくると脇の下が痛くなる。そろそろヤバげ。

2001/10/17 wed

搾乳して、脇を冷やしながら寝たので、ぐっすり眠れたが、 5時前に起きたら胸が1枚板のようだった。 なんというか、胸に鉛のおわんを2つ入れられちゃったという感じ。 脇の下も腫れてきてゴロゴロしている。
つーか、左だけかと思ったら、私ってば右脇にも副乳が! ごろりと横になると、脇が押されて痛い。かなり重症。
授乳に行くと、張りすぎていて乳輪が硬くなってしまい、萌希も飲みにくそう。 おっぱいを16gほど飲んで、ミルクを足し、残りを搾乳したら40ccくらい軽く搾れた。
7時半の授乳では、8時と間違えてのんびりしていた上、 萌希がすぐ寝てしまい、搾った分も残す始末で、 授乳室の様子を撮ろうと思ってカメラを持っていったのに撮る暇がなかった。 朝食後、退院の準備で荷物整理をし、大ママが迎えに来た後、 病院での最後の授乳に向かう。 今度は早めに授乳室に行ったので、なんとか写真を数枚撮れた。 このとき、萌希も退院許可が下りたことを聞く。よかった〜。

授乳が終わるとさっそく、まず自分が着替え、 それから授乳室に萌希を迎えに行って着替えさせる。 ベビードレスがまだブカブカで、袖に手が入らない(←すぐ抜けちゃうのだ・笑)。 芋虫状態の萌希を連れて、大ママの待つ病室に戻る。少し写真を撮り、 支払を済ませて、途中で昼食を取ってから帰宅。
帰るとおばあちゃんがお赤飯を炊いて待っていてくれたので、少しいただく。 お腹いっぱい食べてきた後だったけれど、おいしくいただいた。
その後ガーーーっとぱげを更新(笑)し、発表できたので、やっと人心地ついた。
学校や保育園から帰ってきた兄貴たちは、ものめずらしそうにやいのやいのと回りを囲む。 一様にうれしそうで、こちらもつい顔がほころんでしまう。妹は初めてだもんね。

しかし、わかってはいたものの、数時間おきにおっぱい、乳搾り、哺乳瓶の消毒、と、 なんかこればっかりやってる感じ(まあ私はこれしかやらずに済んでるんだから、 文句を言っちゃいけないが)。萌希が比較的よく寝ててくれるのがもっけの幸い。
これからしばらくはこういう生活なんだよなぁ。

夜は、少しゆっくり眠ってもらおうと、おっぱいを飲ませてからミルクを60cc足す。 病院によると、生後1週間くらいは、(生後の日数×10cc)+10ccだそうで、 今日はまだ4日目なので本当は50cc飲めばいいのだが、萌希は小食なので、 今までも規定量より少なめだった。なのに、 ミルクを全部飲んでまだお腹がすいてそうな顔をしていたので、ちょっとびっくり。 突然食欲が出てきたのかしらん。あげすぎても吐いちゃうので、なだめて寝かせる。
ミルクをあげたので、また乳搾り。ふ〜。

2001/10/18 thu

昨日の夕方はかなり長い時間おとなしく寝ていたのに、 夜中はミルクを足したにも関わらず短時間で泣き出してしまい、困る。
しかも、なんか殺されそうな声で泣くので、なおまで目を覚ましてしまい、 今はまだパパが出張でいないもんだから起きてきちゃうんだよね。
なんとか両方をなだめ、寝かせながら朝を迎える。 おしりが真っ赤っ赤で、痛いせいもあるのだろうが、泣きすぎ>萌希。 そのわりに、抱き上げるとすぐ泣き止むんだから、痛いせいじゃないのかも(笑)。
とにかく、小学生の子どもの送り出しもおばあちゃんに頼んでおいてよかった。

午前中、8時半頃におっぱいをあげたのに、また10時に泣き出すので、 これで飲ませちゃいかんと、あわてて沐浴の支度をする。
なおのときに買ったシンクで使えるベビーバスを、 おばあちゃんがとっておいてくれたのだった。捨てたと思ってたよ。 危うく借りるところだった。
ざっと洗ってあっただけなので、まずは食器用洗剤(笑)でゴシゴシお風呂を洗う。 湯沸し器から熱めのお湯を入れ、着替えの支度。支度をしながら、 そういえば5年ぶりだし、女の子は初めてだし、 沐浴指導はパスしないでちゃんと受ければよかったかな、とちと後悔したり。
でもまぁ、今回の初めての授乳の時も、 萌希が寝そうになると自然と手が足の裏をコチョコチョしていたり、 おっぱいを吸わせているとき、自然と硬い乳腺の部分を押し揉みしていたりしたので、 きっと沐浴も手が覚えていることだろうと期待。

ほぼ用意が終わって、服を脱がせてタオルで巻いて、 抱き上げてから石鹸を用意してなかったことに気づく。買ってはあったのでセーフ。 あわてて箱から出して、いざ沐浴。
なんとなくできちゃうもんです。やはり。
萌希はお湯につかった瞬間、巧のように「えっえっえっ」という口をしていたけれど、 声にはならず。でも兄妹だなぁとしみじみ。
しばらくして慣れてくると、ほわ〜、と気持ちよさそうな顔になるのも巧にそっくり。 まあこっちはみんなそうか。
お湯から上げると火がついたように泣き出したが、 服を着せて、喉の渇きを潤す程度におっぱいを吸わせたら、熟睡してしまった。 よかったよかった。

なんて言ってたら今度は寝すぎで、3時までぐっすり。 ガチガチのおっぱいをがんばって吸ってもらい、さらに絞っておいた母乳を飲ませる。
萌希はゲップはなかなか出ないし、 毎回のようにおむつを替えている途中でウンチやおしっこが出るので、 おむつ替えも時間がかかる。で、哺乳瓶で飲んでいると寝てしまい、 ゲップをさせておむつを替えているとまた目が覚めて口を開けるしで、 一度の授乳に1時間近くかかってしまう。もうちょっとさっさと終わらせたい。
夕方、1時間半で泣きそうになったので、抱いていてあげたらよく寝ていた。 もう抱っこが気持ちいいんだなあ。

2001/10/19 fri

昨日も私と一緒に寝たなお、朝方また萌希の泣き声で目覚めてしまう。
哺乳瓶を洗ったりトイレに行ったりするのにもついてきて、 不安だろうからとドアを開けて用を足していたら、 トイレの前で「(萌希が)泣いてるよ!」と涙声で叫ぶので、 さすがにやや精神的に疲れた。パパがいればな〜。

副乳が、自分で見ても気持ち悪いくらい腫れてきた。段々畑状態。 左右3つずつくらいありそうな感じ。いいかげん、痛いのから解放されたいよ…。 あまりに痛むときは冷えピタを貼ると少し痛みが和らぐ。 すぐ剥がれて、気づくとどこかに落ちているのが難点。
母乳は、まだ初乳の効果があるとはいえ、そろそろ色が黄色から白っぽくなってきた。 毎回吸われると乳首も休むヒマがなくて痛くなるし、もう搾ってあげるだけにして、 出なくなったらミルクに切り替えようかと思ってしまう。

退院の日に「おやっ」と思ったんだけど、萌希は上の3人に比べて特に首の力が強い。 ゲップをさせるために肩にもたれさせていると、 突然首だけぐぐっと上に持ち上げる。
生後4日目にして首だけ持ち上げるなんて、最近の子は強いなぁと思ってしまう。 巧なんて、1ヶ月か2ヶ月くらいで首を上げて、 強いねーなんて言ってたような気がするのに。 まあ、瑞紀の「生後2週間で寝返り」の記録は破れないだろうけど(破る必要なし)。
それはともかく(笑)、萌希は首の力のおかげで、沐浴で背中を洗うとき、 反り返って私の手から滑り落ちそうになってちと怖い。 ボクサー並みのスウェイバック。笑い

夕方、5日ぶりにあまが帰ってきた。久しぶりに顔を見て、ホッとする。
買い物に行くために、萌希におっぱいを飲ませたいのだが、こんな時に限ってちっとも起きない萌希。なんとか飲ませておばあちゃんに預け、あまと2人で買出しへ。
昨日あたりからどうも子宮のあたりがちくちく痛む。収縮が進んでないのかな、と、 助産婦さんに言われたことを思い出し、車の中でもゴリゴリと子宮のあたりをマッサージ。 しょっちゅう触っていると固くなるのだが、放っておくと戻りが悪く、 やわらかくなってしまうらしい。
夜も、おしっこをする時にひどく痛み、やや心配。

2001/10/20 sat

昨夜は、パパが帰ってきたおかげでなおが起きることもなく、 昨日一昨日と同じ時間に授乳に起こされたにも関わらず、 私もぐっすり眠ることができた。
朝、起きてきたパパが、「萌希、(夜中に)泣いた?」と聞いてきた。 金切り声で泣いていたのに、一度も目が覚めなかったらしい。さすが。笑い
母乳は、直接吸わせるのと、搾ってあげるのとを、交互にすることにした。 時々ミルクを足して、量を調節。体重、ちゃんと増えてるかなぁ。 退院のとき、少し減っているので注意してくださいね、と言われたけど、 乳児用の体重計なんてないし、家だとよくわからないね。

子宮の痛みは少し和らいだような気がするが、押すと針で刺したような痛みがあるし、 トイレでグリグリしたらなんだかぐちゅぐちゅ音がして、どろっとした血が出る。 や、ヤバくないこれ? 悪露は、そろそろ薄くなってなきゃマズいんですけど。 やっぱりもう4人目ってのと、あんまり若くないのとで、戻りが悪くなってるのかなぁ。 とりあえず、トイレで毎回と、気づいた時にグリグリするように心がけることに。

今日は保育園の芋掘りの日なのだが、うちの畑でやるので、保育園には行かず、 子ども達と直接畑に行って、他の園児が到着するのを待つ。
1時間ほど付き合って写真を撮ったりしていたが、沐浴のため帰宅。
萌希はやっぱり巧と同じで、お風呂につかった瞬間「えっえっえっえっ」と言うらしい。 昨日はお湯が熱かったようで、「え゛〜〜っ」という感じだったが、 今日はしっかり「えっえっえっえっ」をやったので一人で笑ってしまった。

夕方、げのからお祝いが届いた。 受けとったおばあちゃんが2階に持ってきてくれたのだが、宛名欄を見て、 「もえぎってこういう字なんだ…」とつぶやかれてしまった。 ごめん、教えてなかったみたいね…。

さらに夜。あまとお風呂に入っていたなおが、突然泣き出した。
慌てて見に行くと、湯船の縁に立っていたなおが、足を滑らせて口を打ったらしく、 下の前歯1本がグラグラしてしまっていた。あまはちょうど体を流していて、 転ぶところを見ていなかったため、どういう落ち方をしたのかよくわからないのだが、 とにかく他に痛いところがないかを聞いていて、 口から血を流しながらわんわん泣くなおを見ているうちに、 つい「だからいつも、あそこに立ったら危ないって言ってたでしょう!」 と怒り出してしまった。
そして、怒っていて気づいた。なんか、最近こういうことがあったような…。
そう、私が左手を怪我したときの、 かんかんに怒っていたあまの気持ちが、よくわかったのだった。笑い

2001/10/21 sun

足の付け根がメチャクチャ痛い。子宮も痛いような気がするけど、 それ以上に足の付け根が痛い。出産前に歩くのがやっとになった時と同じ痛みなので、 どうも筋肉痛っぽい。そのうち治ると思うけど、動くのが億劫で困りもの。
ただ、おっぱいは、吸わせる頻度を減らしたせいか、張りが治まってきて、 副乳の痛みがほとんどなくなった。これがなくなっただけでも、かなりありがたい。

なおの歯は、大したことはなかったようで、1本だけやや曲がってしまっているが、 噛まなければ痛みはないようす。しばらく固いものは噛めないだろうけど、 まあしょうがない。乳歯だから、あまり影響はないだろう。

昨日は仕事で、今日は消防の家族慰安会に借り出されるあま。
家族慰安会というのは、近所の大きな公園で、この辺の消防団が屋台を出して、 家族にタダで食べ物などをふるまうもの。
でも私、今は慰安してもらいにいけないんですけど。
家にいてくれたほうがいいんですけど。
今日はおばあちゃんもお昼は出かけてしまうというのに。
まあ文句を言ってもしょうがないので、おじいちゃんに子どもを連れて行ってもらい、 私は萌希とお留守番。なおを連れて行ってもらっただけでもかなりありがたかった。

午前中はうたた寝をしたり洗濯をしたりしてつぶれてしまい、午後早くに萌希の沐浴。
服を脱がせておむつを取ると、へその緒が取れかかっていた。
あと1本、細い部分がつながっていて、お風呂の最中はぷらぷらしていたが、 その後のおむつ交換のときにきれいに取れていて、病院でもらった桐の箱にしまう。 でも、今はなんだかプラスティックの止め具で止めるらしく、 その周りに血がついているだけという感じで、あんまりへその緒には見えない。
取れた跡はきれいなもので、デベソではなかった。笑い

夕方、なんとか早めに帰ってきてくれたあまに、腰をもんでもらう。 足の付け根が痛いので、腰の痛みをあまり感じていなかったが、 もんでもらうとすごく効く。妊娠中から疲労してるんだから、当たり前か。

2001/10/22 mon

萌希、顔に新生児特有の脂肪のぷつぷつができてきた。そのうちきれいになるけど、 この間って顔が汚くなっちゃってかわいそうなんだよね。
なるべく清潔にしといてあげないと。

足の付け根痛は、夕べが最高潮で、寝返りを打つのにもうめき声を上げるようだったが、 シップを貼ったりしたせいか、今は下腹部の筋肉痛(だと思う)のみが残っている感じ。 やっぱり産後の入院中、いきなり背筋とか軽い腹筋とかをやってたせいだろうか。 いくら自分で元気だと思っていても、無理はいかんね。笑い

そんなわけで、今日あたり自分で出生届を出しに行こうと思っていたのだが、 とても運転して支所まで行く元気がないので、今日のところは諦める。

2001/10/23 tue

萌希の顔のぷつぷつは、顔全体に広がって赤くなってきて、 かなり見た目がかわいそうな感じ。
でも、入院中に真っ赤っ赤になっていたおむつかぶれは、 こまめにおむつを替えていたのと、薬を買ってきてつけていたおかげで、 ほとんど治った。
昨日、おへそが紙おむつでこすれて血が出ていたので、 ばんそうこうを貼っておいたのだが、 そのまま沐浴したらカサブタ状だった血が全部どろっと溶けていて、ちとビビり。 ガーゼでそっと拭き取ったらすっかりきれいになったが、 安心してそのままおむつをつけていたらまたまた血が出てきてしまった。 今回、おへそにかける粉をくれなかったんだよなぁ。 今はもう、あの粉はつけないものなのかな?←やっぱり沐浴指導受けとけばよかった

私の下腹部もやっと痛みが治まりかけてきて、片足で立つとまだ少し痛いけど、 ほとんど普通に歩けるようになった。 病院に行かないとマズいかな、というくらい痛かったんだけど、一安心。
でもまあ念のため、出生届はあまに昼休みに行ってもらうことにした。 なんだかえらくたくさんの書類を書かされたとのこと。 出生届は一度も出しに行ったことがないけど、 最近は乳幼児関連の補助金がかなりいろいろあるので、 たぶん以前よりも書類は増えてるんだろうね。

午後、出産した病院から電話がある。萌希の退院時の先天性代謝異常の検査で、 副腎の数値が少し高めに出たので、再検査するように、とのこと。
やっぱり腎臓関係ですか…。関野家は代々腎臓が悪いらしいんだよね。 巧はモロにかぶっちゃったし。まあ、ほんの少し、ということなので、 ムダに心配してもしょうがない。てなわけで、明日検査に行くことに。
電話の途中、子どもの名前を聞かれたので「萌希です」と言うと、 相手の女性が「あら、かわいい…」とつぶやいてくれたのがうれしかった。

2001/10/24 wed

午後から病院なので、お昼頃に沐浴を済ませる。 おへそはまた血が出ていたので、念のため消毒薬を染み込ませたガーゼで拭き取り、 ばんそうこうでなくガーゼを貼っておく。

大ママに迎えに来てもらい、病院へ。乳児検診の日なので少し待たされたが、 思ったよりは早く呼ばれて、まずは測定。体重はちょっとは増えていたが、 身長、縮んでるんですけど…。出生時は52cmだったのに、50.5cmと出るので、 看護婦さんに伝えると、計りなおしてくれたが、やはり50.5cm。 たぶん、出生時の計測が間違ってたんだろうね。たはは。

その後診察。まずはお医者さんから説明を受ける。先天性代謝異常の検査では、 複数の病気について調べるのだが、そのうちの副腎の病気の検査で、 ちょっと高い数値だったとのことだが、基準値が 5.0 、萌希の数値は 6.3 で、 高い数値というのは 15 とか 20 という数字なので、 まあ病気の可能性は極めて低いでしょう、 とのこと。とりあえず再検査のため血液は取ったが、 月曜日に電話で結果を聞けばいいらしい。
それよりも、体重の増え方が少ない方が気になる、と言われる。飲み、少ないからね…。 すぐ寝ちゃうし。余らせる覚悟でミルクを作って、大目にあげるように、とのこと。 おへその消毒セットについては、 出産セットの中に入ってなかったのはやはり入れ忘れだろうとのことで、 帰りに産科の病棟に寄って消毒薬をもらって帰る。さらに、顔の湿疹の薬も出してくれた。

家に帰ると、診察のときに泣き疲れたのか、こんこんと寝る萌希。 前のミルクから4時間半経っても起きないので、起こして飲ませるが、 かたっぽのおっぱいを飲んだだけでまた寝てしまう。 動かしても足をくすぐっても起きず、おむつを替えたら少し目を覚まし、 おっぱいは諦めてミルクを飲ませるが、80つくって60しか飲まずにまた寝てしまった。 こんなだから体重増えないんだよー。

2001/10/25 thu

やっぱり飲みが少ない萌希。ちょっとしか飲まずに短時間で泣くので、 本当なら時間をあけたほうがいいのだろうけど、 少しでも飲んでほしいのでついあげてしまう。
でも、退院した翌日くらいにおしゃぶりを買ってきてもらったのだが、 さすが関野家のお子様、やはりおしゃぶりは必需品。 口さみしいだけで泣いている時には大活躍。
そのうち、瑞紀のように口の中でくるっと回せる日が来るかもしれない。 来なくてもいいけど。

2001/10/26 fri

女の子が大好きな伯母から、お祝いが届く。
数が少ないので買い足そうと思っていた、普段着用のベビードレスが大量に入っていて、 とてもうれしかったのだが、まあ見事なまでに全部ピンク系(笑)。
男が多い母の兄弟の中で、この伯母と私の母だけが女だったということもあり、 母と仲がよく、私たち姉妹を生まれたときからかわいがってくれた伯母。
私の子どもが3人連続男の子だったから、 ひょっとしたら女の子が生まれたことを私以上に喜んでくれているのかもしれない。

さて、その当の萌希さん。時間をあければ飲んでくれるというわけじゃないらしく、 4時間以上あいても足したミルクを少ししか飲んでくれなかったのだが、 昨日からは間隔は短時間でも、そこそこの量を飲んでくれるように。
多少回数が増えても、全体量が多い方がいいので、やっぱりこまめにあげることにした。 幸いにして、夜中は比較的ゆっくり寝てくれたので助かった。
おへそは、まだ奥のほうが少し血が残っているが、昨日よりは乾いてきた様子。
顔の湿疹も、薬が効いているのか、赤みが減ってきた。 にきびの治りかけみたいな感じ。

1ヶ月検診で許可が下りるまでは湯船につかれないため、シャワーだけなのだが、 このところ朝晩は冷え込む上、うち(母屋)のお風呂は古式ゆかしいお風呂なため、 脱衣所がよく言えば 「風通しがよい」 ので、ものすごく寒い。 なので、数日前から昼間にシャワーを浴びることにしている。 11月中旬までシャワーだけかと思うとちょっと気がめいる。昼でも寒くなりそう…。

2001/10/27 sat

やけに短時間でぐずぐず言うなと思いながら、ちょこちょこミルクを足していたら、 ゲップをちゃんとしていなかったためか、大量にゲボッと吐いてしまった。 苦しかったのか。ごめんごめん。
その後すぐ、また60ccくらい飲んだので、病気ではないようだ。

ミルクを飲むのにあまりにも時間がかかるので、試しにいつもとは違う、 安っぽい乳首の哺乳瓶であげてみたら、あごからダダ洩れだったものの、 かなりのスピードで飲み終えた。やっぱりヌークは疲れるのかな。 疲れてしまって量的に飲めないのだとしたら、乳首を変えるべきかも。

2001/10/28 sun

今日は退院してから初めて、昼間にあまが家にいた(笑)。
というわけで、萌希の沐浴の様子を撮影してもらう。 一応記録として、子どもの沐浴はみんな写真に撮っているのだが、 なにしろ女の子なので、撮っていいのかなぁと心配したり(するな)。

その後、ミルクをあげてからおばあちゃんに預け、買い物に出る。
ついでに遅い昼食をとり、薬局とスーパーで買い物を済ませ、帰る車中で電話が鳴る。 電話の主は瑞紀で、萌希が激しく泣いているとのこと。 帰ってからすぐミルクをあげると、あっという間に80cc飲み、さらに2時間で泣いて、 また80ccたいらげた。乳首効果、大!
この分なら、ちゃんと体重増えそうかな。よかったよかった。

2001/10/29 mon

増えたと思ったのも束の間、やっぱり飲む量にはムラのある萌希。 とりあえず少しずつでも育ってくれていれば問題ないのだが、 ヘルスメーターも壊れているため、大ざっぱでさえ計る術がないのが困りもの。

今日は先日の検査結果を電話で聞く日だったのだが、 午前中と言われていたのにすっかり忘れていて、夕方あわてて電話する。 しかし何のことはない、夕方でもまだ検査結果は出ておらず、 結局明日また電話するように言われた。

昨日からまたしても、下腹部の痛みが復活。周期的にくる。なんなんだろう。 ほとんど元気なのに、この痛みのせいで動くのが億劫なのが悔しい。

2001/10/30 tue

昨日電話したときに、先生は今日は外勤で病院にいないので、 検査結果は外来でわかるようにしておくから、 3時過ぎに病院に電話して確認してくださいと言われていたのに、 うっかり4時過ぎまで忘れていたら、病院から電話がかかってきた。
わざわざかけてきてくれた看護婦さんが、結果については何も言わず、 先生が戻ってくる6時過ぎに改めて電話をくださいと言うので、 先生でないと言えないような結果なのかとドキドキしながら6時過ぎに先生に電話すると、 「看護婦さんから聞いたと思いますが、数字、大丈夫でした」 とのこと。
っんだよ〜、看護婦さん。脅かさないでくれよ。

下腹部の痛みはまた小康状態だが、うっかりへんな立ち方をすると筋がピキっと痛む。 やっぱり妊娠中に、どこか痛めちゃったのかなぁ。

2001/10/31 wed

萌希の顔の湿疹は、赤みも数も減って少しよくなったものの、まだすっきりとはいかず。
この前、あまの弟Tくんの奥さんであるYちゃんに、「乳児湿疹って、 生後1ヶ月くらいに出るんじゃなかったっけ?早いよね」 と言われた。 そういやそうだったかなぁ。
おへそはなんとか乾いてきたようで、おむつでこすれても血がでなくなった。

最初にさぼったせいか、早くもおっぱいがほとんど張らなくなってきたので、 ここ数日は必ず飲み始めに吸わせるようにしているが、 そのせいかミルクの量はまた減ってきてしまった。
とか書いてると、毎日一喜一憂してるみたいだけど、 さすがに4人目なので、それほど心配してるわけではない。単なる覚書。笑い

生まれたときから思ってたけど、 萌希ってファインダーを通すと、どうもかわいくないんだよなぁ。 赤ちゃんを撮るのはたださえ難しいもんだけど、萌希は難しさ 「さらに倍」 って感じ。


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